外国人は歯が白くてきれいな方が多いですよね。
特にアメリカでは歯に対する意識が高く「歯の汚さは貧しさの象徴」と考えられています。
そんな全米で大ヒットしているのが、ホワイトニングシート。
果たして効果はあるのでしょうか?
使いかたを間違えると、
「歯が痛くなって続けられなかった」
「ひどい知覚過敏になった」
「あまり白くならなかった」
など、正しい知識を持たないまま使うと危険です。
使い方のコツを押さえて、歯を白くしましょう。
しかし、不向きな方もいます。それについてご説明します。
Contents
クレスト3Dホワイトストリップ (Crest Whitestrips)
クレスト3Dホワイトストリップは、透明テープに過酸化水素(hydrogen peroxide)が塗布されたホワイトニングキットです。
歯に貼りつけるだけで、自宅で簡単にホワイトニングができるので、お手軽で、歯科医院でホワイトニングしてもらうのと同様の効果が見込めます。
ただし過酸化水素の濃度は10%ほどあるので、使い方を間違えるとトラブルの原因になります。
使い始めるときは、虫歯や歯周病などがない、口腔内が健康な状態で行うようにしましょう。
またできるだけ歯茎に触れない状態で貼り付けるようにしましょう。
ホワイトストリップスの使い方
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1軽く口をゆすぐ
ホワイトニングテープを貼る前に、歯の表面をきれいにしておきます。このとき歯磨き粉は使いません。
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2上の歯にシールを貼る
まず上の歯用のストリップス(Upper Strip)をはがし、ジェルのついている面を、歯茎のラインに沿って、それぞれの歯に密着させます。
このとき、前歯の真ん中に合わせ、左右に貼り付けていきます。
歯と歯の間に爪を縦に入れて、きゅっと中に入れ込む感じで歯にシートを密着させるのがコツ。
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3折り曲げる
歯からはみ出て余ったストリップスは、折り曲げて歯の裏に貼り付けます。
![](https://whitening-shiroiha.com/wp-content/uploads/2019/09/636528.jpg)
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4下の歯にシールを貼る
下の歯用のストリップス(Lower strip)も同様に装着します。
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5時間を置く
約30分ストリップスをつけたままにします。
この間、会話してもいいし、水を飲んでも構いませんが、お食事はできません。
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6口をゆすぐ
30分経ったら上下のストリップスを外して、口をゆすぎます。
薬剤が残らないように、しっかり歯磨きをします。(ジェルが歯に残るようなら歯ブラシで取ります)
注意点
ホワイトニングシートは、天然の歯だけに効果があり、セラミックなど人工の歯には効果がありません。
また神経の通っていない歯にも効果はありません。
ホワイトニングシートのメリット・デメリット
ホワイトニングシートを使う前に、メリット・デメリットを押さえておきましょう。
メリット
- 高濃度の過酸化水素を使用するため、歯が白くなる期待値が高い
- 金銭的負担も少ない
- 好きなタイミングで行える
歯科医院で行うホワイトニングの場合、
オフィスホワイトニングであれば、約35%の過酸化水素を使用するため、唇や歯茎をしっかり保護した状態で歯科医師、または歯科衛生士が行います。
ホームホワイトニングであれば、濃度10%程度の過酸化尿素を使用し、自身の歯型に沿ったマウスピースを装着して行います。
ホワイトニングシートの場合、
約10%の過酸化水素を30分間、複数回に亘ってつけ続けるので、歯が白くなる期待値は高くなります。
またシートは1枚あたり360円~620円程度(買いかたによって差がある)なので、歯科医院で行うホワイトニングに比べ、金銭的な負担も少なくなり、歯科医院に通う手間がなく、いつでも好きなタイミングでできるというメリットがあります。
デメリット
- 歯科医の事前チェックなしで行うとトラブル遭遇のリスクが高くなる
- 歯のクリーニングを行わずにやると十分な効果が得られないことがある
- 歯並びの影響を強く受ける
- シートの貼り付けに器用さが求められる
- 中断しなくてはならない判断を自分でしなければならない
歯科医院でホワイトニングを行う際、以下についてチェックし、虫歯などがあれば治療したあとにホワイトニングをします。
- 虫歯はないか
- 歯の欠けやヒビ割れはないか
- 詰め物などの治療の状態はいいか
- 咬耗・摩耗はあるか
- 先天性の変色ではないか
- 知覚過敏はあるか
- 歯肉炎・歯周病ではないか?
過酸化水素は劇薬なので、歯にトラブルがある状態で使用すると、強烈な痛みを起こします。
ホワイトニングシートの場合、事前に歯科医院で歯の状態をチェックしないまま行う方が多く、トラブル遭遇のリスクが高くなります。
また、歯の表面に薬液の浸透を妨げるような汚れがついていれば効果が小さくなってしまいます。歯に付着した歯石やタンパク性の膜は歯磨きでは落ちないため、歯科医院でクリーニングを受けてからホワイトニングシートを使うと効果が高まります。
ホワイトニングシートの最大のデメリットは、歯並びの影響を強く受けるということです。
歯並びが悪い方は、どうしてもシートにすき間ができてしまい、薬剤の効果を得られる歯とそうでない歯が出てきてしまい、まだらな状態になってしまうことがあります。
またきちんときれいにテープを貼れる方とそうでない方では効果に違いが生じます。均一に薬剤を塗ることでムラがなくなり、きれいな白い歯に仕上がります。
また塗布中に知覚過敏などの症状が出ることもあります。どの段階で中断すべきか、自己判断が求められ、非常に難しい局面があります。
ホワイトニングシートの効果がある人・ない人
効果のある人
- 歯並びがいい人
- 歯にトラブルがない人
- 歯科医院のホワイトニングをためらっている人
高額な歯科医院でのホワイトニングをためらっている方で、歯並びがよく、歯の状態も健康である方であれば、試してみてもいいと思います。
ただし、知覚過敏の症状が出た場合はただちに使用を中止し、歯科医院に相談するようにしてください。
残念ながら、ホワイトニングシートが不向きな方もいます。
不向きな人
- 虫歯など歯にトラブルがある人
- 歯並びが悪い人
- 詰め物や被せ物をしている人工の歯がある人
- 妊娠・授乳中の人
まず、基本的に虫歯や歯周病など口腔内にトラブルがある人は使用できません。
また、歯並びが悪い場合、均等にシートが貼りつけられず、まだらになってしまう可能性が高くなります。
本来、歯科医院で行うホワイトニングはその人の歯型を取って、まんべんなく液が行き渡るように作られます。
ホワイトニングシートの場合、個人個人の歯型に合わせていないので、歯並びが悪い人には不向きです。
クレスト3Dホワイトストリップの購入方法
日本では薬機法によって、過酸化水素配合の製品は販売することができないため、購入する際は並行輸入となります。
Qoo10で見る
Amazonで見る
楽天で見る
Yahoo!ショッピングで見る
まとめ
クレスト3Dホワイトニングシートは、過酸化水素が塗布されているので、使用することで歯を白くすることができます。
しかし、日本では歯科医院でしか取り扱いが認められていない薬剤を使用するので、購入は自己責任となります。
並行輸入で購入する場合、正規品を選ぶように気を付けましょう。