自宅で手軽にできるホワイトニングとして、LEDライトを使って歯を白くする方法がありますが、ほんとのところ効果はあるのでしょうか?
実際に使ってみてその使用感と効果をレビューしたいと思います。
使用したのはマウスピース型です。
LEDライトタイプのホワイトニングを購入しようかどうか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
使用したのはシローズ(Shiro's)
ホワイトニングをしたいけど、歯科医院のホワイトニングはお値段が高いし、かといって市販のホワイトニングの歯磨き粉ではイマイチ効果が実感できなかったあなた。
LED照射なら効果ありそう!と気になっていませんか?
確かにブルーライトを歯に当てて、いかにも効いてそうなイメージがありますよね。
歯科医院で既にホワイトニングを経験した私と、歯の黄ばみが気になる長女とで実際に試してみました。
使ってみてのメリット・デメリットをご紹介します。
使用したのはシローズ(Shiro’s)という光触媒作用によってホワイトニングをするマウスピース型のLED照射器です。
LED照射は、研磨剤を使わないので歯を削ることもなく、過酸化水素を使用しないのでつらい知覚過敏に悩まされることもない、安心して行えるホワイトニング法。もともとエナメル質の薄い日本人には最適な方法です。
今、流行っているサロンでのセルフホワイトニングは、まさにその方法を取り入れたLED照射を利用したホワイトニング法です。
ざっくり言えば、シローズ(Shiro's)は、その自宅バージョンですね。
サロンと違いいつでもどこでも手軽にできるというところは魅力です。
Shiro’s商品概要
商品名 | Shiro's(シローズ) |
製品サイズ | 30×65×114mm |
製品重量 | 110g±10g |
定格電圧 | 3.2~3.7V |
定格電流 | <5W |
使用電流 | <1.6A |
充電時間 | <90min |
防水レベル | IPX7 |
ヘッド素材 | 食品級シリコーン抗菌性素材 |
ヘッドデザイン | 人間工学デザイン |
生産国 | デザイン:日本 生産:中国 |
通常価格 | 19,800円(税込) |
シローズ(Shiro's)は、ナノ化酸化チタンとLED照射によって、光触媒反応を促し、歯の表面の汚れ(ステイン)を落とすホワイトニングアイテムです。
シローズ(Shiro's)を使ってみた
- シローズ(Shiro's)本体
- 充電台
- USBケーブル
- 取扱い説明書
まるでiphoneみたいな結構しっかりした箱に入っています。
最初の購入時は、泡ハミガキがセットでついてきます。
付属の3Dシェードガイドで、最初に現在の歯の色をチェックしておくと便利。書き込めるようになっています。
シンプルなフォルムがなかなかスタイリッシュ。
背面にボタンがついています。
充電台にUSBケーブルをつなぎ、電源に差し込みます。アダプターは付属されていないので準備が必要です。
充電スタート。90分でフル充電完了です。
シリコン素材のマウスピース。これが360°歯ブラシ、歯医者が推奨する45度の角度。
シローズ(Shiro's)の使用方法
専用の泡ハミガキを舌の上に2~3回プッシュしてクチュクチュし、シローズをくわえ、好みのモードをボタンを押して選び、30秒間歯磨きしたあとは、そのまま15分LED照射をするだけ。
4段階のモードでボタンを押しながら好みのモードを選んでいきます。
- ブラッシングハイ…振動ヘルツが強
- ブラッシングロー…振動ヘルツが弱
- 口腔ケア…歯茎や口内全体のマッサージ(血行促進作用)
- ホワイトニング…15分間LED照射
ブラッシングハイ、ブラッシングロー、口腔ケアモードはボタンを押して30秒間作動します。30秒経過後自動的に切れるので時間を測る必要がありません。
これはどのモードを選んでも、効果に違いはありません。振動が強いのがお好みならブラッシングハイモードで、弱くて小刻みな振動がお好みならブラッシングロー。
口腔ケアモードは歯茎や口内全体をマッサージするモードで、
そのままホワイトニングモードにして、15分間LEDを照射します。
ここでの注意点は、口を濯がずにそのままLED照射を行うこと。
LEDライトホワイトニングを使用した結果
さて、歯の黄ばみが気になる長女が3ヵ月使ってみました。
1週間目
最初の1週間は毎日2回、できる日は3回行ってみて、同梱されている3Dシェードガイドでチェックしたところ、使用前に比べ、ワントーンほど明るくなったように思います。
しかし、劇的に白くなったようには見えません。1週間で効果を実感するのは少し厳しいですね。
1ヵ月目
最初の1週間は気合を入れて使用していましたが、1ヵ月ともなると中だるみ…。
日常的に行う歯磨きと違い、
非日常的に行うLEDライト照射の問題点はまさにここにあります。
いくら歯磨きを兼ねていると言えど、毎回15分、シローズ(Shiro's)を咥えるのは結構面倒臭いし、咥えてみたらわかるけど、顎がだるい。
しかも咥えている最中はよだれが口の中に充満し、けっこうツライものがあります(笑)
3Dシェードガイドでチェックしてみるも、あまり進展はなし。
3ヵ月目
最初ほど気合が入らず、のらりくらりと行い3ヶ月目に突入。
普通に歯磨きを15分やりなさいと言われても、やっぱり15分って長い…。
でも歯磨きなら日常のルーティンになっているので、なんとか頑張れますが、充電して毎日それを15分咥えてというのはかなりのモチベーションがないと続かないと思います。
ちんたら行ったせいか、最初のころと比べ1~2トーン明るくなったかな…程度の結果。
恐らく、気合いれてしっかりやればもう少し状況は変わっていたのでしょうが、残念ながら使いこなせませんでした。
まあ、1~2トーン明るくなっただけで、印象はかなり変わったと思いますが…。
医療機関でのホワイトニングを希望している長女は、この結果は満足のいくものでなかったようです。
ホワイトニングした私が使用
私は3年半前に歯科医院でホワイトニングを行いましたが、コーヒーと赤ワインを毎日飲んでいるので、だんだん黄ばんできました。
元の白さに戻すべく、ホワイトニング効果のある歯磨きと併用して時々使用しています。
デュアルホワイトニング直後の歯までは戻っていませんが、笑ったときにこの白さなら大丈夫!と自分でOKサインを出せるくらい維持できています。
使用したあとは口の中がさっぱりして、歯もツルツルになるので気持ちがいいですね。口の中が浄化されたような爽快感は味わえます。
LEDライト照射は、ホワイトニングをした方のメンテ用としても持っておくのもいいと思います。
LEDライトでホワイトニングできる仕組み
シローズは、同梱されているShiro’s泡ハミガキに含まれる「ナノ化酸化チタン」がLEDの光によって光触媒反応を促し、歯の表面の汚れ(ステイン)を落とす仕組みになっています。
シローズ泡ハミガキに配合されている酸化チタンは、食品添加物や化粧品などさまざまなものに使用されている安全な素材です。
酸化チタンは日光や蛍光灯の光が当たると、有機物や細菌類を分解する特徴があります。
これを「光触媒反応」と言って、これを応用してLED光を照射することによって歯に付着した汚れや臭いを分解させて歯を白くするというホワイトニング方法です。
泡ハミガキの全成分
ミントエキス抽出物,1,2-プロパンジオール,ポロキサマー407,ビタミンB5,ウラルカンゾウ抽出物,グリチルリチン酸,酵母ポリペプチド,ビタミンC,キシリトール,アラントイン,ビタミンB12,ソルビトール,ソルビン酸カリウム,精製水,ビタミンB1,ビタミンB2,ビタミンB3,ビタミンB6,ビタミンH,香料,葉酸,ラウロイルグルタミン酸二ナトリウム,フィチン酸ナトリウム、Cuクロロフィル,塩化セチルピリジニウム,ナノ酸化チタン
要はナノ化酸化チタンとLED照射が汚れを落とすポイントになるので、より効果を得るためには必ずこの2つを合わせて行うことが肝要となってきます。
LEDライト照射ホワイトニングが合う人・合わない人
歯科医院で行うオフィスホワイトニングは過酸化水素配合のジェルを歯に塗布し、LEDライト照射することで薬剤の分解を促進する方法です。
塗布する薬剤が漂白剤である過酸化水素なので、確実に歯を白くすることができます。
しかし自宅で行うLEDライト照射の場合は、塗布する薬剤が酸化チタンのため歯に付着したプラークなどはある程度落とすことができますが、真っ白な歯にはなりません。
明らかに外因性の黄ばみであれば、1~2トーンほど明るくできますが、先天性の黄ばみの場合、歯科医院でのホワイトニング以外は難しいようです。
LEDライトが合う人
- 元々の歯は白かったけど色の濃い飲食物で歯が黄ばんでしまった方
- サロンまでわざわざ出かけるのが面倒な方
- 医療機関でホワイトニングをした方で白い歯をキープしたい方
- 前歯だけでなく奥歯もワントーン明るくしたい方
- 医療機関で受けるホワイトニングは敷居が高いと思っている方
LEDライトが合わない方
- 短期間で歯を白くしたい方
- 忍耐力がない方
- 元々の歯が黄ばんでいる方
マウスピース型のLED照射タイプのホワイトニングは、結局、続けられるかどうかが焦点となってきます。
日常的に行う歯磨きと違い、その時間を確保しなければならず、いくら「ながら」でやれると言えど、咥えている間は唾液が口の中に広がり結構ツライ。
ここまでしているのに、ピカーンという白い歯にならない!!という不満も出てきます。
(そりゃ、そうですよね。漂白してないんですから)
LEDライトは、気長に、きちんと継続してこそ効果を実感できるものだと思います。
(ただし、本来の歯の色を取り戻すというだけの効果)
あわせてチェック
いきなりショッキングな内容かもしれませんが、
本当に歯が白くなるホワイトニング歯磨き粉は日本にはありません。
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私たちが今、
日本で市販されているホワイトニング歯磨きをどんなにひんぱんに使用したとしても、
どんなに高価な通販の歯磨き粉を購入し続けたとしても、
残念ながら歯を白くすることはできない。
そんな事実を知ってしまいました。
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なぜなら歯を白くすることができるのは、
歯科医院で行うホワイトニングの薬剤に含まれる、過酸化物(過酸化水素・過酸化尿素)のみだから。
どこの歯医者さんでもきっぱり断言される事実です。
この過酸化物が歯の色素の脱色と漂白をして歯を白くします。
ならばその過酸化物が歯磨き粉に配合されているなら歯は白くなるよね?
゜∀゜!!
しかし、そう甘くはない…
なぜなら、日本の薬機法によって、市販の歯磨きに過酸化物は含ませることができません。
日本の各メーカーは、歯の表面の汚れを落とすクリーニングのことをホワイトニングと称しているのです。
つまり黄ばみ落し効果=ホワイトニング
それって、私たちが目指す白い歯と意味が違う・・・
一方、海外では白い歯の人が多いと思いませんか?
それは多くの人が日常的に過酸化水素が配合された歯磨き粉を使っているからです。
米国では過酸化水素の安全性が保障されており、ドラックストアでも過酸化水素入りの歯磨き粉が並んでいます。
そこで、米国でナンバーワンの人気を誇るホワイトニング歯磨き粉を使ってみました。
驚愕の結果は…
こちらから。
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自宅で簡単にホワイトニングして白い歯をゲットしましょう♪