3年半前に歯科医院に通ってオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用したデュアルホワイトニングを行い、白い歯を手に入れました。
オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングと言っても地域や歯科医院によってやり方はさまざまであるし、施術期間や料金も違います。
なので、ここでは実際に私が受けたデュアルホワイトニングの詳細と体験談を語りたいと思います。
これからホワイトニングをしてみよう、してみたい、どうしようか悩んでいる、興味があるという方にリアルな口コミをお届けします。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは?
オフィスホワイトニングは専門の歯科医院で歯を白くする治療のことをいいます。
歯科医療の一環として行うため、施術前にカウンセリングをし、虫歯があれば治療し、歯石の除去など前処置をしてからホワイトニングに取り掛かります。
歯の表面に高濃度のジェル(過酸化水素)を塗り、特殊な光を照射して白くします。濃度の高い薬剤を使うため短期間で白くなりますが、薬があまり深く浸透しないため、退色するのも早いという特性があります。
オフィスホワイトニングで効果が出るまでの期間
施術時間:1時間程度
持続時間:3ヵ月から1年間くらい(生活習慣などによって個人差があります)
オフィスホワイトニングのメリット
- 即効性があり一度の来院である程度の白さが得られる
- 歯科医師・歯科衛生士の管理下で行われるため安心できる
- 忙しい方も1日で終わりその場で効果が得られる
オフィスホワイトニングのデメリット
- 希望の白さにするには1回の施術では難しく何度か通う必要がある
- 白くできるのは前歯のみ
- 再着色という現象が起こる
- 高濃度の薬剤を使用するため刺激が強い
オフィスホワイトニングの料金
片顎6本:12,500円(税抜)、上下の場合:25,000円(税抜)
※私が行ったクリニックの料金です。各歯科医院によって金額は変わります。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは?
ホームホワイトニングは自宅で行うホワイトニングです。
はじめに歯科医院で歯型を採り、専用のマウスピースを作ります。マウスピースの内側に低濃度のホワイトニングジェル(過酸化尿素)を塗布し、毎日一定時間装着し、徐々に薬剤の濃度を強くしながら約2週間~4週間ほど行います。
ホームホワイトニングで効果がでるまでの期間
施術時間:2~4週間(方法などによって異なります)
持続期間:1~2年間(ただし元にもどることはなし)
オフィスホワイトニングのメリット
- 元の色に戻りにくく白さが長持ちする
- 奥歯などすべての歯を白くすることができる
- 白くなりにくい性質の歯も白くすることができる
- 自宅でできる
- 自分の好きな時間に行える
ホームホワイトニングのデメリット
- 効果が現れるまで時間がかかる
- 知覚過敏の症状が出る
- 自分で行う必要がある
- マウスピースに違和感を感じることがある
ホームホワイトニングの料金
片顎10本:22,500円(税抜)、上下の場合:45,000円(税抜)
※私が行ったクリニックの料金です。各歯科医院によって金額は変わります。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングとは?
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングをコンビネーションさせた方法です。
詳細なやり方については各歯科医院によって異なります。私が通ったクリニックでは、オフィスホワイトニングを4回、ホームホワイトニングを4週間行うプログラムでした。
専用のマウスピースを作成したら、低濃度のジェルを処方され、段階的にジェルの濃度を濃くしていきます。
毎週通院して、オフィスホワイトニングを行ったあと、段階的に濃度を濃くしたジェルを処方され4週間続けます。
デュアルホワイトニングで効果がでるまでの期間
施術時間:2~4週間(方法などによって異なります)
持続期間:4~5年間(それ以上経過しても元にもどることはありません)
デュアルホワイトニングの料金
片顎10本:32,500円(税抜)、上下の場合:65,000円(税抜)
※私が行ったクリニックの料金です。各歯科医院によって金額は変わります。
デュアルホワイトニングを行った私の体験談
歯のチェック
まずホワイトニングを受ける前に歯の状態をチェックします。虫歯や歯周病がある場合、治療してからホワイトニングとなります。
歯石もきちんと落とした状態にしてホワイトニングスタート。
マウスピース作成
自分の歯型に合わせたマウスピースを作成します。
歯型に合わせたマウスピースを装着することによって薬剤が歯に密着し適切な量で効果を実感することができます。
市販品のマウスピースもあるようですが、自分の歯型に合っていないと、歯とマウスピースの間に余分なすき間ができるため無駄に薬剤を使い、効果も半減します。また唾液も入り込んでしまい薬剤の濃度が薄まります。
いちどマウスピースを作っておけば、次回ホワイトニングをする場合、追加の薬剤の購入だけで済みます。
自宅でホームホワイトニング開始
ホームホワイトニング1週目
過酸化尿素のジェルの濃度10%で処方。
夜寝る前に、歯磨きを済ませた歯に行います。
マウスピースにジェルをまんべんなく塗り、歯に装着しそのまま就寝。理想は8時間ほど装着したほうがいいようですが、そこまで睡眠時間を取れないので7時間程度行いました。
朝、マウスピースを外してみると1回目の施術で上前歯がまだらですが、白くなったような気がしました。
クリニックに尋ねると、「まだらな状態は徐々に色が馴染んで目立たなくなるので心配いりません。」とのことでした。
そのときは知覚過敏の症状はなく、難なくこなせると思っていましたが、
翌日の昼間、ホワイトニングを何もしていない時間帯に突然歯がズーンとして浮くような感覚に苛まれました。
ホームホワイトニング2週目
過酸化尿素のジェルの濃度16%で処方。
1週間目が終わり、次の診察のときに知覚過敏の症状を訴えたところ、ジェルの濃度を濃くせずそのままの濃度で継続することができると提案されました。
どうしようか悩みました。
いろんな葛藤がありました。
しかしせっかくなら効果を実感したい。
知覚過敏の症状にも慣れて(?)きたことだし、なんとか我慢できそうなので、予定通りジェル濃度を16%にあげてもらいました。
濃度を上げたら、知覚過敏の症状もさらにひどくなるのかという懸念もありましたが、このころには痛さに身体が慣れたのか、感覚が麻痺しているのか、
なんとか我慢できました。
日中の痛みは慣れたせいか和らいだ気がしましたが、夜、ジェルを歯に装着させるときにズンズンしみて辛い。
マウスピースを歯に装着するとき、少しだけ勇気がいります。
しかしその辛さを我慢できたのは、みるみる歯が白くなっていくのが実感できたから。
初日に気になった着色のまだらな状態もすっかり改善していました。このままあと2週間我慢すれば、憧れの白い歯が手に入ると思えばなんとか乗り越えられそう。
私はなんとか乗り越えられましたが、会社の同僚の友人は、これが辛くて継続できなかったらしく、そんな人は結構多いと聞かされました。
乗り越えられてよかった~。
ホームホワイトニング3~4週目
過酸化尿素のジェルの濃度22%で処方。
3週間目の濃度を22%に上げてもらい、そのまま4週目まで高濃度のままでホワイトニング続行。
濃度を上げたので、ちょっと辛かったですが、どうせ辛いのなら、ここで妥協せず、濃度を上げる選択をしました。
辛い人は無理をせず、16%のままでもいいですよ、効果はさほど変わりませんとアドバイスをいただきましたので、辛い方は無理をしないように。
4回目の来院でホワイトニング終了。憧れの白い歯をゲットです!
ホワイトニングを終えたあとは知覚過敏の症状も徐々になくなっていき、いつの間にか感じなくなりました。
全体的に黄ばんでいた歯が白くなった感じです。いや、自分的には劇的に白くなったと感じます。
メモ
私の場合、デュアルホワイトニングだったため、自宅で行うホワイトニングはジェル濃度を段階的に上げていきましたが、ホームホワイトニングのみの場合、4週間通してジェル濃度は10%です。
従って効果を実感できるのはデュアルホワイトニングとなります。
ホワイトニングは差し歯・インプラントでもできるか?
私の場合、もともと右上2番の歯が差し歯でした。
以前ホワイトニングをしようと歯科医に相談したときに、
差し歯は白くできない。そのままの状態でホワイトニングをしたら差し歯以外の歯が白くなり見た目が不自然になってしまう。
ホワイトニングを行うなら差し歯も変えたほうがいいという話でした。
前歯のセラミック製のクラウン(冠)は、保険適用外のものを使うとそれなりにいいお値段がするのでそのときは断念。
今回ホワイトニングをするきっかけとなったのは、右上1番の歯が折れてインプラントをすることになったため。
余談ですが、右上1番は若いころ神経を抜いた治療をしておりました。加齢によってもろくなってしまい、箸を噛んだときにグラっとなってしまいました。神経のない歯に被せ物はできず、インプラントを選択したというわけです。
選択肢としてはインプラント、入れ歯、両隣の歯にワイヤーで引っかける方法がありましたが、見た目の問題でインプラント以外の選択をするつもりはありませんでした。
ショックでしたが、開き直ってこの際、せっかくなら右上2番の歯もセラミックにして歯をホワイトニングして全部キレイにしようと踏み切りました。
インプラント、セラミック、ホワイトニングとかなり高額になってしまいましたが、結果やってよかったです。
差し歯がある人は、ホワイトニングはできない可能性が高い(できても不自然な感じになってしまう)ので歯科医と相談して検討してみてください。(上の画像のように差し歯の黄色が強調された形になってしまいます)
インプラントした歯にホワイトニングはまったく問題ありませんでした。
段取りとしては、インプラント手術をしたあと、仮の歯(画像は仮歯)を入れてホワイトニング。そのあとインプラント仮歯と差し歯を新しいものに交換という流れです。
3年半経った今
ホワイトニングをしてから3年半。相変わらず白い歯をキープしています。
ホワイトニングしたてのころと比べると、退色したのかもしれませんが、気になるほどではありません。
元の色にもどることはないと歯科医が言っていたように、今程度の白さであれば十分満足です。
ホワイトニングをしようか、どうか悩んでいる人は恐らく金額が高い、本当に効果があるのか?ということだと思います。
私も金額面で踏み切れずにいました。
しかし間違いなく効果はありました。
高い金額を払ってでもしておいてよかったと後悔はしていません。後悔どころか自分の選択に間違いはなかったと自負しています。
3年半、これから先もそれほど退色することなくこの歯がキープできるのならむしろ安かったのでは?
持続するかどうかは各自の生活習慣によって異なると思いますが、一回ホワイトニングすれば長い期間白い歯を保つことができます。
また、もし色が気になれば自分専用のマウスピースを作っているので、ジェルだけの購入で済みます。
とは言え、あのつらい知覚過敏の時期を過ごさなければならないと思うと、正直1回でいいか…と思うのが本音。(笑)
あとは効果の高いホワイトニング歯磨きや、着色しないような努力をしながらぼちぼちと歯の白さをキープしていきます。
それについては、効果の高いホワイトニング商品を家族ぐるみで全力でレビューしていきますので、気になる方はチェックしてみてください。
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ホワイトニングにはいくつかの種類があります。
医療機関で受けるホワイトニングから自宅でできるセルフホワイトニングまでさまざまです。
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