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ホワイトニング豆知識

いちごで歯が白くなる?そのホワイトニング法、オーガニックだけど本当のところ…

2019年9月15日

いちごをペースト状にして歯に擦り込むとホワイトニング効果があると話題になっています。

たしかに漂白剤を使わず天然のものだけで磨くので、オーガニックでナチュラルではありますが、それは本当に効果があるのでしょうか?

そのホワイトニング方法、むしろ危険かも?

 

いちごでホワイトニングができるって本当?

イチゴ

ビタミンC・リンゴ酸・キシリトールが歯を白くする

いちごが歯を白くすると言われている理由は、その成分にあります。

いちごはビタミンCが豊富に含まれており、ビタミンCは歯垢を除去してくれる作用があります。

加えてリンゴ酸が含まれているため、歯の着色物を落とす働きがあります。

さらには、虫歯にいいと言われるキシリトールがいちご100g中に約300mgも含まれていることからいちごにはホワイトニングに効果があると注目されました。

 

いちごをつぶしてペースト状にしたものを歯に塗る

いちごのホワイトニングが流行ったのは、イギリスの女優で、俳優マイケル・ダグラス氏の妻でもあるキャサリン・ゼタ=ジョーンズさんが雑誌で

「いちごは天然の漂白剤ってきいたことがある。いちごで歯磨きしている」

と書かれていたのが話題になったようです。

 

その方法は、いちごをすりつぶして歯に塗り、そのまま数分置いてその後、歯磨きするというもの。

これを続けると歯が白くなり、口臭も抑えられる効果もあると伝えられています。

 

重曹と組み合わせると最強

重曹小さじ1/2にいちご1粒をつぶして混ぜ合わせ、歯磨き粉を加えたものを歯ブラシにつけて軽く3分磨くというレシピも発見しました。

ただ、レシピ上でも注意喚起しており、

効果が強力なため1ヶ月に1回だけしか行ってはいけないと書いてます。

 

酸が歯を溶かす

pH

この方法は、歯に付着した汚れを酸が溶かすため、付着した汚れが落ち、白い歯になるというものです。

ところが、汚れだけでなく、歯の表面にあるエナメル質までも溶かしてしまいます。

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前回、レモンで歯磨きすることの危険性を説明しました。

お口の中は、pH5.5以下になると脱灰がはじまります。つまりエナメル質が溶け始めます。

レモンば酸性値がpHは2.0と、胃液の次に酸性値が強く、強力な酸でエナメル質を溶かしてしまいます。

 

いちごもpH 2.5~3とレモンと同じくらいの酸性値なので、歯に長くとどめると脱灰がはじまります。

 

もうひとつ、付け加えるならいちごには虫歯の原因となるショ糖、果糖、ブドウ糖などの糖分が含まれています。

いちご100gあたりの糖分は7.1gと他の果物に比べて、果糖の量は少ないものの歯につけてそのままにしておくのはよくありません。

そのような理由から、いちごで歯磨きするのは、ホワイトニング効果以前に危険といっても良いでしょう。

 

いちごはビタミンCたっぷりで美肌のためにもいいので、ホワイトニングとして使うより、普通に食べて歯磨きしたほうがよさそうです。

 

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手軽でリーズナブルにできるので試してみたい気持ちになりますが…

ちょっと待って!

それはもしかしたら危険かも?

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