アメリカで活性炭のパワーが認められて商品化が進み、活性炭で歯を磨くと白くなるということで流行った活性炭歯磨き。
果たして本当に歯は白くなるのでしょうか?
確かに炭は、昔から万能なものとして日本でも活用されていました。
その効果は歯にもいい影響を与えるのでしょうか?検証します。
Contents
活性炭で歯磨きすると歯が白くなる?
海外で「Activated Carbon」が人気上昇
活性炭の効果は日本では昔から伝えられており、すでに炭を取り入れた商品も販売されています。
その炭の効果にアメリカが注目し、ボディウォッシャー、クレンザー、フェイスマスク、入浴剤などのあらゆるグッズが商品化され、その中に活性炭歯磨きがあります。
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アメリカで売れている炭パウダー。歯ブラシに炭パウダーをつけて歯を磨くと、ヤニ取りと黄ばみ落としに効果があると人気が沸騰。
CARBON COCO
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オーストラリアのブランド「CARBON COCO」のインスタでも活性炭の歯磨き粉を紹介しています。
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活性炭歯磨きの使い方
- 歯ブラシの上に活性炭の粉末をかけます。
- 通常通り歯磨きをします。
- 最初は粉っぽいかもしれませんが、次第に馴染んできます。ここで普通の歯磨き粉を足して磨いてもOK。
- 3~4分ほど磨きます。このときお歯黒のようになりますが心配いりません。
- あとは水で口をよくすすぎます。
活性炭とは
活性炭(かっせいたん、英語 activated carbon)とは、吸着効率を高めるために化学的または物理的な処理(活性化、賦活)を施した多孔質の炭素を主な成分とする物質である。例えば、特定の物質を選択的に分離、除去、精製するなどの目的で用いられる。
引用元:Wikipedia
活性炭は炭と同様、微細な穴が無数にあり、その穴が湿気や臭いなどを吸着してくれます。
水道水に入れておけば、カルキやトリハロメタンなどの化学物質を吸着し、ミネラル分が溶け出すので水がまろやかになったり、お風呂に入れるとお湯を弱アルカリ性にし、遠赤外線効果で湯冷めしにくくなります。
消臭効果もあるので下駄箱やキッチンなどに置いておくと、嫌な臭いを消してくれます。
とくに吸着作用はすぐれているため、活性炭で歯磨きすると、黄ばみやヤニを吸着してくれるのではないかと期待を寄せられ開発され商品化されています。
活性炭に歯を白くする効果はあるのか?
結論から言えば、
白くなるが、歯にはよくない。
活性炭の吸着力の作用で、歯の黄ばみやヤニを落としてくれる効果が期待できますが、その反面、研磨力も強いため、エナメル質を研磨してしまう恐れがあります。
また歯に詰め物がある場合、炭のかけらが詰め物に付着し、時間の経過とともに変色させてしまう恐れがあります。
色の濃い飲食物を摂ったあとに、残ってしまった着色成分を落とすのには効果を発揮しますが、すでについてしまい定着した汚れや、歯そのものを白くする効果はありません。
もし使う場合は、ゴシゴシ擦らず、柔らかい歯ブラシで優しくブラッシングし、長々と使用しないなど注意が必要です。
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