ホワイトニングをして、キラリと光る白い歯が欲しい!
でもデンタルクリニックは時間もかかるし、費用もかかる。
できればお金をかけずにやりたい…
そんな願いは誰しもあると思います。
家にあるもので、お金をかけずにホワイトニング。
なかなかいい響きですね。
お金がかからずにキレイな歯が手に入れば最高!
そこで巷ではありとあらゆるホワイトニング法が流行っては消えていきを繰り返しています。
特に有名な芸能人がやっているという噂が流れると、SNSで一気に拡散し、やってみる方も多いのではないでしょうか?
しかし、それらの方法で本当に白い歯を手に入れることができるのでしょうか?
もしそれができるなら、医療機関でホワイトニングをする人もいなくなるでしょうし、ホワイトニング歯磨き粉も商品化されなくなります。
依然としてホワイトニング商品が続々と発売されているのは、そんな原始的な方法では効果がないからですよね。
そして、家にあるもので歯を白くする方法を検証してみた結果、とんでもないことが発覚しました。
やってみたけど効果がなかった…
というのは、まだましなほう。
うかつにやると危険と思われるものも中にはありました。
我流でやってはいけないホワイトニングを危険度が低いと思われるものから順に並べています。
Contents
やってはいけない我流ホワイトニング
危険度がそれほど高くないもの順に並べました。下に行けばいくほど危険度が増していきます。
13位:バナナの皮
バナナの皮を歯に擦りつけること10分間。それから普通通りの歯磨きをします。これを毎日2週間続けると歯が白くなるというもの。
確かに歯に着いた汚れが落ち、歯のザラザラした感じはなくなったような気がします。しかし歯が白くなるかと言えば微妙です。
ただバナナの皮の場合、特に害はなく、やってみて白くなったらラッキーという程度で楽しめるホワイトニング。安全度が一番高いということで最初にランクインしました。
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12位:粉ミルク+歯磨き
粉ミルクに歯磨き粉を混ぜて歯を磨くというホワイトニング方法。
粉ミルクには歯にいいとされるカルシウム、リンが含まれていることからエナメル質の修復を助けると言われホワイトニング効果を期待したもの。
週に1~2回継続して行うと歯が白くなるというレシピです。
白くなるかどうかは不明。しかし特に歯に悪い影響を与えないので、安全面から言えばまあ、試してみてもいいのでは?ということで次にランクインしました。
11位:オイルプリング
海外セレブのミランダ・カーさんや道端ジェシカさんが行っているホワイトニング法ということで一気に流行りました。元はインドの自然療法である「アーユルベーダ」の健康法の一つと言われています。
やり方はココナッツオイルを口に含んで、1日1回8~10分くらい口の中でクチュクチュするだけ。
口の中の毒素を排出するデトックス効果や、虫歯・口臭予防、頬の筋肉を使うのでほうれい線が消えるなどのエイジングケアにもなるということで話題に。
ただしオイルなので、そのまま洗面所に流すと排水口が詰まる危険があります。ビニールやポリ袋に吐き出すようにしましょう。
また10分間クチュクチュするのは結構大変です。これによってフェイスラインが引き締まるなどの効果は期待できそうですが、ホワイトニング効果は微妙。
ココナッツオイルの他、オリーブオイルやごま油で試す方もいますが、効果には個人差があるようです。
しかし安全面では特に問題はないので、11位にランクインしました。
10位:活性炭
日本では炭は昔から毒素は排出するということで用いられてきました。炭を配合した歯磨き粉も商品化されており、その吸着作用から歯に付着したステインを落としてくれると期待を持たれています。
確かに歯の黄ばみやヤニを落とす効果は期待できますが、研磨力も強いため、歯のエナメル質を研磨してしまう可能性があります。
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9位:塩
塩は昔から歯磨きとして使用されていました。現代のように砂糖を使用しない食べ物を食べていた時代は塩磨きも効果があったのでしょうが、現代では塩で歯を磨いても歯を白くすることはできません。
そればかりか歯の表面に塩の粒がすり合わせるために歯が傷つき、塩分が粘膜から吸収されるので塩分過多の原因にもなります。
また歯茎が炎症を起こしているときに使用すると症状を悪化させてしまうなど弊害があるので注意が必要です。
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8位:塩+レモンジュース+歯磨き
ミネラルを豊富に含んだ塩には、抗菌作用があり、口臭を改善してくれる働きがあります。
またレモンにはクエン酸が多く含まれており、酸が付着した汚れを落として歯を白くしてくれます。一時期、「塩レモン」が流行りましたが、同じようなレシピです。
塩小さじ1/2とレモンジュースと少量の歯磨きを混ぜ、歯に塗って1分置いたらよくうがいをします。
こちらはひんぱんに行うとエナメル質を傷つける恐れがあるため週に1~2回の頻度で行うというレシピです。
この方法で歯が白くなるというのは、クエン酸が歯の表面の汚れを溶かして一時的に白く見えたということでしょう。しかし溶かすのは汚れだけではなく同時にエナメル質をも溶かしてしまいます。
塩単体で行うホワイトニングに加え、レモンの強力な溶解力が加わり、やや注意してほしいホワイトニング方法です。
7位:重曹
重曹を少量の水に溶いてペースト状にしたもので、茶渋のついた茶碗を擦るとするりと汚れが取れてくれます。
それを歯に取り入れ、重曹で歯を磨くということが流行りました。
ここで注目したいのが、酸性・アルカリ性の値を示すpH。酸性になればなるほどエナメル質を溶かす威力も大きくなります。
重曹はpH8.5の弱アルカリ性で、歯を溶かすことはありませんが、研磨力が強いためエナメル質を削ってしまいます。削られてデコボコになった歯には歯石がつきやすくなり、歯が黒ずんでしまう原因になります。
また重曹も塩と同じナトリウム化合物なので、高血圧の方には注意が必要です。
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6位:重曹+レモン汁
さきほどランクインした重曹とレモン汁を合わせたホワイトニング。
歯ブラシの上に重曹をひとつまみかけ、レモン汁を数滴垂らして歯磨きをするという方法です。これは週に1回より多い頻度で使用してはいけないというレシピです。
後にでてくるレモンは、酸性値がpH2とかなり強い酸性のためエナメル質を溶かしてしまいます。
重曹を加えることによって中和され、レモン単体で使用するよりもマイルドになるためここにランクインしました。
レシピでもホワイトニング効果とエナメル質の健康を得るには週1回で充分と注意喚起していますが、週1回しかしてはいけないということは、それだけリスクを伴うということです。
5位:リンゴ酢
リンゴ酢はとても強力なホワイトニングと抗菌作用を持ち、ステインを除去し口内の雑菌を減らします。
リンゴ酢を歯に直接塗って5分放置し、そのあと口をすすぐというレシピです。使用回数は週1回まで。
リンゴ酢のpHは3。やや強い酸性です。こちらもエナメル質を溶かしてしまう恐れがあります。健康のためにお風呂上りなどにお酢系ドリンクを飲んでいたら知覚過敏になったという声も聞かれます。
酢をホワイトニングとして使うのは、避けたほうが無難。もっと他に有効な手段がいくらでもあります。
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4位:いちご
イチゴもpH2.5~3と強い酸性になります。いちごをペーストにして歯を磨くと、黄色いステインが落とせるというもの。レシピでは1ヶ月に1回だけと提言しています。
1ヶ月に1回しかできないホワイトニングというのは、裏を返せばそれほど強力ということです。
確かに歯が白くなったとしても、それはエナメル質が溶けて一時的に白く見えるに過ぎず、リスクを伴います。
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3位:レモン
レモンのpHは2.0。とても強力な酸性です。これで歯を磨いたらエナメル質が悲鳴を上げます。知覚過敏の症状になり、エナメル質が溶けて象牙質がむき出しになることで歯が黄ばんで見えます。
失ってしまったエナメル質は自然には治すことができません。エナメル質が溶ける寸前で止めればいいと素人考えで行うのは危険です。
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2ヶ月に1回しか使用できないということは、歯を白くしようと頻度を多くすると危険ということですね。エナメル質へのダメージは計り知れません。
1位:重曹+アルミホイル
ペースト状にした重曹を歯に擦りつけ、重曹の成分を逃がさないためにアルミホイルで歯を覆うというホワイトニング法です。
重曹は研磨力が凄いため、そのまま歯にずっと付着させていたら、汚れとともにエナメル質までそぎ落としてしまいます。
重曹の効果を維持するためにアルミホイルが選ばれたのは、歯に密着して途中で剥がれないのでうってつけだったのかもしれません。
ところが銀歯など歯に金属の詰め物がある方が行うと、ガルバニ―電流が流れて最悪健康を損なう原因になります。
危険性を伴うのでワースト1位に選ばさせていただきました。
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家にあるもので手軽にできるといういことで、注目を集めていますが、危険な部分はあまりクローズアップされていません。本当に白い歯を得たいなら、医療機関で受けるホワイトニングが確実で安全です。
歯の汚れを落とし、ご自身の歯本来の輝きを取り戻すということであれば、さまざまなホワイトニング商品があります。研磨剤でキレイにするのか、成分で汚れを落とすのか、商品によって特徴があるので、自分に合ったものをセレクトする必要があります。
一度失った歯は二度と取り戻せません。自身の健康を守るために今一度、しっかり検討してみてはいかがでしょうか?
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