いつも捨てているバナナの皮に意外なパワーが潜んでいます。
スーパーなどで手ごろに購入できるバナナは、実は美容と健康にとてもいいミラクルフルーツ。
そもそもバナナは栄養価が高いのにカロリーは低いのでダイエットにも適しており、美容効果もばっちり。そして皮までも有効利用できる万能な食べ物です。
そんなバナナの皮で歯を磨くとホワイトニング効果があると注目を集めています。
どんな方法で行えばいいのでしょう?
また、バナナの皮の活用法は?
どうしてそんなにバナナがいいの?
そんな疑問に迫ります。
バナナの皮で歯が白くなる?
バナナはミネラルの宝庫
バナナにはβカロチンをはじめ、ビタミンA、ケルセチン、βクリプトキサンチン、ミリセチン、ビタミンC、リコペン、ビタミンE、ポリフェノール類など体内の活性酸素を抑制すると言われる抗酸化成分が含まれています。
またバナナに含まれるアミノ酸の一種であるトリプトファンは、脳を活性化するセロトニンを増やす働きもあります。
朝食にご飯の代わりにバナナを食べると即エネルギーになり、脳が活性するのでパワー全開で1日のスタートを切ることができます。
そして栄養価が高い割には低カロリーなので、ダイエッターには嬉しい果物ですね。
なによりバナナはカリウムが豊富に含まれているため、骨粗鬆症の予防にも注目される食べ物です。
こんないいことづくしのバナナ。
これがホワイトニングに効果があると密かにブームになっています。
ホワイトニングに使うのは、中身ではなくて、皮のほう。
このバナナの皮が実はとても優秀なんです。
そんなバナナ…とダジャレを言っている場合ではないですね。さっそく見てみましょう。
バナナの皮でできること
では具体的にバナナの皮の活用法です。
バナナの皮でできること
- バナナの皮で歯を磨くとホワイトニング効果がある
- バナナの皮で革製品を磨くと艶出しになる
- 虫刺されにバナナの皮を塗るとかゆみ止めになる
- カリウムを多く含むバナナの皮は園芸の肥料として使える
- 皮膚に刺さったトゲにバナナの皮を当てると酵素の力で皮膚が柔らかくなり抜けやすくなる
- すりキズの痛み止めとしてバナナの皮を当てると鎮静作用がある
- お肉と一緒に焼くとバナナの皮に含まれる酵素が作用してお肉が柔らかくなる
- 手についた落ちにくいインクを落としてくれる
- バナナの皮を額にこすりつけると頭痛の緩和になる(しわも薄くしてくれる)
そのまま捨ててしまっていたバナナの皮にこれほどの活用法があったとは驚きですね。
では、バナナの皮を使ったホワイトニング法とは、具体的にどのようにすればいいのでしょうか?
バナナの皮の内側で歯を磨く
バナナの皮でのホワイトニングはやり方は簡単ですが、少しだけ手間がかかります。
- バナナの皮の内側の部分(白いほう)を歯に擦りつけながら歯を磨きます。長いままだと磨きにくいのであらかじめ小さくカットしておくとよいでしょう。
- そのまま10分磨き続けます。(レシピによってはそのまま口を閉じないようにして10分ほど放置というものもあります)
- いつもの歯磨きをしてフィニッシュ。(レシピによっては乾いた歯ブラシで歯を磨き、きれいに洗い流してから再度いつもの歯磨きというものもあります)
バナナの皮で10分磨き続けるのか、口を開けたまま10分放置するのかは、お好きなほうをチョイスしてください。
どちらにしても10分というのは結構長いので、テレビを観たり、音楽を聴きながら行うといいでしょう。
これを毎日2週間続けて行きましょう。というのがバナナの皮のホワイトニングレシピです。
ただし、いささか非現実的なように思います。
これを実践するためには、毎日バナナを食べ続けなければならず、10分間磨く時間の余裕も持たせないとなりません。
効果が実感できるまで続けることができるかどうか…。
バナナのpH
バナナのpHは7程度。中性ですね。
今まで、レモン、いちご、リンゴ酢、重曹、塩での歯磨きを検証してきましたが、酸性値が高くて、エナメル質を溶かしてしまう恐れがあったり、口内の粘膜を傷つける恐れがあるため、どれもおすすめすることはしませんでした。
ところが、バナナなら安全にホワイトニングすることができそうすね。
しかし歯が白くなるということとは別問題。
安全ではありますが、外から擦り付ける作業にカリウムがどれほど効果を発揮してくれるのか疑問があります。若干の汚れは落とせても、漂白することはできません。
結論を言えばバナナの皮で歯を白くする効果は期待できないと言えるでしょう。
健康な歯を保ちながら、歯を白くしたいなら、歯医者さんでのホワイトニングか、ホワイトニング効果のある歯磨きですね。
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やってはいけない危険度ランキング
自宅にあるもので簡単にできるホワイトニング。
手軽でリーズナブルにできるので試してみたい気持ちになりますが…
ちょっと待って!
それはもしかしたら危険かも?